9月14-15日に実施予定の北海道大会の詳細をお届けします。
以下の「通信」に、ファイルとしてまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
秋の北海道で語り合いましょう
日本生活指導学会第42回研究大会(北海道大会)は、9月14日~15日に対面を基本として、 札幌学院大学江別キャンパスで開催いたします。
新型コロナウイルス感染拡大の後、私たちの生活は一変し、不登校の児童・生徒の数もとどまることのない上昇を続けております。「リスク管理」「隔離」への過敏さが増し、ますます共同・協働が難しくなっているなかで、人々がともに生活できる地平をひらくことは急務になっているといえるでしょう。温暖化の影響で、異常に暑い夏が続いていますが、いくぶん涼やかな北海道で、熱い議論を交わせればうれしく思います。
会場は、新千歳空港からエアポートライナーで「新札幌」まで行き、そこからバスで10分ほどのところにあります。札幌駅からはJRに乗って「大麻駅」まで10分、そこから徒歩10分で到着します。本大会は基本的に対面で行いますが、全体会はオンラインで無料視聴できます。
ちょうど大会の前後には、札幌の中心地にある大通公園で「オータムフェスト」という北海道の各地のご当地グルメの祭典が開かれております。併せてお楽しみいただくのもよろしいかも知れません。
大会実行委員長 村澤 和多里
1.日時および会場
大会実行委員長:村澤 和多里(札幌学院大学)
日 程:9月14日(土)~15(日)
<理事会は9月13日(金)に開催予定(16:00~18:00)
開 催 方 法:全体会はハイブリッド形式、他は対面のみで開催します。
会 場:札幌学院大学 江別キャンパス(〒069-8555 北海道江別市文京台11番地)
宿泊は新札幌駅または札幌駅周辺が便利です。
2.キャンパスまでのアクセス
・新千歳空港から「エアポートライナー」に乗車し「新札幌駅」で下車、バスターミナルから「江別行き」バスに乗り、「北翔大学前・札学院大前」停留所で下車。
・札幌駅からJR「江別(旭川方面)行き」に乗車し「大麻駅」で下車、徒歩15分。
・あるいは札幌駅からJR「苫小牧(函館方面)行き」に乗車し「新札幌駅」で下車、
バスターミナルから「江別行き」バスに乗り「北翔大学前・札学院大前」停留所で下車。
3.参加費
- 大会参加費(対面):一般・臨時会員 3,000円
- 交流・懇親会費:5,000円
- 昼食(事前申し込み):1,000円
4.参加申し込み
大会および交流・懇親会の参加の申し込みと参加費の入金は、事前申し込みを原則とし、イベント管理サービス「Peatix」にて行います。申込詳細は、別紙をご参照ください。
- 申し込み期間
2023 年7月20日(土)~9月7日(土)
申し込みURL (Peatix)は以下になります。
https://peatix.com/event/4038458
※ご不明な点は、下記まで現地事務局までメールでお問い合わせください。
murasawa(アット)sgu.ac.jp …(アット)には@を入れてください。
5.日程
14日(土)9:30~12:30 課題研究A・B
14:30~18:00 全体会
18:30~20:30 懇親会
15日(日)9:00~12:00 自由研究発表・ポスター発表
13:00~16:00 課題研究C・D
6.連絡事項
(1)発表される皆様へ
①補足資料を当日配布される場合は、自由研究発表は30部、課題研究発表は40部、全体会は70部印刷してお持ちください。
②パワーポイント等を使用される場合はご連絡ください。基本的には教室設置のPCを使用します。データのみ持参してください。必要に応じて教室の担当者にお申し付けください。なお、本学Wi-FiのゲストIDは発行できません。
(2)現地で参加される皆様へ
①大会申し込み
Peatixによって申し込みをしてください。原則として大会会場では申し込めません。
② 受付
E棟教室前にあります。9月14日(土)は8:50から、15日(日)は8:30から受付を始めます。
③ ネームプレート
大会期間中は常に付けてください。なおプレートは帰る際に受付に返却してください。
④ 昼食について
昼食お弁当をお申し込みの方は、事前にPeatixにてお申し込みください。昼食は会場周辺でお取りください。なお、弁当などは休憩室をご利用ください。
⑤ 交流・懇親会
G棟(5F「文泉」または8Fバンケットホール)にて、14日(土)18:30より行います。原則として事前にPeatixでお申し込みください。
(3)全体会にオンライン(ZOOM)で参加されるみなさまへ
①ミーティングIDについて
PeatixよりミーティングIDを連絡します。
②ZOOM に参加される場合のお願い
- 所属とお名前の表示をお願いします。(例:円山 北斗大学)
- 基本的にお顔をお見せください。ただし、発言されるとき、電波状況が悪く、画像や音声がフリーズするような場合は司会者から「発言される間だけ、画面を閉じて発言してください」とお願いします。
- 一般参加の方の「画面共有」、「録画・録音」はおひかえください。
7.全体会
日本生活指導学会の初心と未来
※趣旨文は冒頭の「通信」をご参照ください。
〔報告〕
折出 健二(愛知教育大学名誉教授 教育学)
「生活指導を問う時々(ジジ)の初心こそ、会員が育ち合う要」
間宮 正幸(北海道大学名誉教授 心理学)
「学会設立の呼びかけに応えて参加した実践者として
-人間発達援助における<生活指導>という視座」
〔コメンテーター〕
中村 清二(大東文化大学 教育学)
伊田 勝憲(立命館大学 心理学)
熊澤 千恵(椙山女学園大学 看護学)
酒井 裕樹(瀬戸少年院 矯正教育)
〔司会〕高橋 英児(山梨大学 教育学)・福田 敦志(広島大学 教育学)
〔企画趣旨説明〕白井 利明(大阪教育大学名誉教授 心理学)
8.課題研究
※趣旨・詳細は、冒頭の「通信」をご参照ください。
●課題研究A:トラウマインフォームドケアと生活指導
〔コーディネーター〕楠 凡之(北九州市立大学 臨床教育学)
〔報告〕
古澤 亜矢子(日本福祉大学 看護学)
「TICと癒しの点を探し続けるコミュニティメンタルヘルス看護における教育と実践
-PCIT(Parent-Child Interaction Therapy) とTCIT (Teacher-Child Interaction Training) の取り組みから考えられること」
則清 仁美(丸亀少女の家 矯正教育)
「女子少年院でのTICの取り組み」
〔コメンテーター〕
羽間 京子(千葉大学 心理学・司法福祉)
水谷 聖子(日本福祉大学 看護学)
●課題研究B:子どもの意見表明権とアドボカシー
〔コーディネーター〕浦田 雅夫(京都女子大学 子ども家庭福祉)
〔報告〕横山 尚幸(阿部竜司法律事務所 弁護士)
佐々木 龍成(社会的養護経験者)
〔コメンテーター〕藤井 啓之 (日本福祉大学 教育学)
●課題研究C: 若者の施設から社会への移行を支える
―北海道での取組から「支援」を問う
〔司会〕杉田 真衣(東京都立大学 教育学)
村澤 和多里(札幌学院大学 心理学)
〔報告〕飯田 真之・請川 雅晃(北海少年院)
「北海少年院における『バトンゾーン・モデル』の取組」
穴澤 義晴(特定非営利活動法人コミュニティワーク研究実践センター)
「困り事を困り事で解決する暮らしづくりの創造-月形町での取り組みより」
〔コメンテーター〕織田 脩二(福井刑務所 矯正教育)
南出 吉祥(岐阜大学 教育学)
●課題研究D:学校現場からみた家族の状況と支援ネットワーク
〔企画趣旨説明〕春日井 敏之(近江兄弟社高等学校・立命館大学名誉教授 臨床教育学)
〔報告〕
山本 純(北海道・小学校教員 生活指導)
「子どもの虐待・貧困問題に取り組んで-『明日もまた来よう』と思える学校に」
菊地 洋子(北海道・中学校教員 生活指導)
「支援を必要とする子ども・保護者から学んだこと-中学校の現状」
〔コメンテーター〕舩越 勝(和歌山大学 教育学)
〔司会〕熊澤 千恵(椙山女学園大学 看護学)
春日井 敏之(近江兄弟社高等学校・立命館大学名誉教授 臨床教育学)
9.自由研究発表
Ⅰ ドイツにおける暴力予防プログラムに関する研究
発表者 高橋 英児(山梨大学 教育学)
藤井 啓之(日本福祉大学 教育学)
司 会 楠 凡之(北九州市立大学 教育学)
コメンテーター 春日井 敏之(近江兄弟社高校校長 教育学)
Ⅱ 日本女性の成人期におけるアイデンティティ発達と生活指導の課題
発表者 白井 利明(大阪教育大学名誉教授 心理学)
司 会 村澤 和多里(札幌学院大学 心理学)
コメンテーター 杉田 真衣(東京都立大学 教育学)
Ⅲ 地域における公共空間の創出に関する一考察
-米国におけるアーレントの政治思想とその実践的展開に着目して-
発表者 深谷 周平(広島大学大学院 教育学)
司 会 木戸口 正宏(北海道教育大学 教育学)
コメンテーター 船越 勝(和歌山大学 教育学)
Ⅳ 生活指導論におけるパウロ・フレイレの受容と展開
―竹内常一氏を中心に―”教師が人生を幸せに生きるために
発表者 佐藤 雄一郎(大阪教育大学 教育方法学)
司 会 中村(新井) 清二(大東文化大学 教育学)
コメンテーター 折出 健二(愛知教育大学名誉教授 教育学)
Ⅴ 主権者教育につながる校則の見直しの取り組み
発表者 森 恵美(糸島市立二丈中学校 教育学)
司 会 福田 八重(帝京科学大学 教育学)
コメンテーター 川原 茂雄(札幌学院大学 教育学)
10.ポスター発表
Ⅰ 盲ろう者支援事業とはどのような事業なのか
―「鳥取県盲ろう者支援センター」でのインタビュー調査から
発表者 眞鍋 寿理子(立命館大学大学院 社会福祉)
Ⅱ 保護観察の新たなアセスメントツールの再犯予測力、ケースフォーミュレーションとRisk-Need-Responsivity原則適合性
発表者 羽間 京子(千葉大学 心理学・司法福祉)
勝田 聡(法務省保護局 司法福祉)
田中 健太郎(甲府保護観察所 司法福祉)